広島県サイクルロードレース
3月末の灘崎クリテリウムから約5ヶ月。
かなり間が空いた後のレースに。
時間が経ったせいでレース勘が失われたような気がするけど、そこは1週間かけた脳内シミュレーションで補填しておく。
8月23日 晴れ
4時半起床、5時出発。
道中はあまり緊張せずに気持ちは落ち着いていた。
6時半頃に会場到着。
開門から30分後に着いたのに会場の駐車場は既に車が多い。
サポートに来たサイファのメンバーもかなり朝早くから来ていたらしく気合い十分。
こうしてサポートしてくれるのはありがたい限り。
本当に良いチームだ。
バタバタと準備を済ませスタート地点へ。
目標は完走、熱中症に落車などには細心の注意を払う。
エリート 98.4km
自分は並ぶのに遅れてしまい、最後尾に並ぶ。
とはいえ最初は集団後方からレースを静観するつもりなので特には問題無し。
レース開始直後に福留さんが強烈な飛び出しを決める。
エントリーリストに名前が載ってる時点で何かするような気はしてたから予想の範囲内。
1周目は落ち着いたペースで展開。
みんなまだ様子見な感じ。
2周目もそこまでペースは上がらずに1周目と同じような展開。
道に亀が歩いていて、かなり驚いたのを覚えている。
途中でモトの人がどけてくれたのか次の周からはいなくなっていた。
3周目の三段坂で自分の目の前の人が段差にこけて落車。
去年の高梁ヒルクライムで見たことがある人だったので大丈夫かなと思ったけど、上りで低速だったのでほぼ無傷だったらしい。
目の前で起きたのでよける余裕もなく、慌ててペダルを外して足をつくとその瞬間まさかの集団ペースアップ…
慌てて自転車に乗り直した。
ペダルキャッチは1発で成功、まさに不幸中の幸い。
そして全力で追走。
サイコンに10倍以上の表示が出てるけど、見て見ぬ振り。
その後なんとか集団に追いつくもののかなり疲労困憊で息も絶え絶えといった感じ。
レース終盤まで持つのか?と。
4周目、5周目も強者たちによる散発的なペースアップが繰り返されてジワジワと足を削られていく…
それは周りの人も同じらしく、ジワジワと人数が減っていく。
上りでは8〜10倍を見ることも珍しくはなかった。
自分は少しずつではあるけど、上りでの高強度にも慣れてきて楽にはなってきた。
5周目終了時点で先頭集団は10人。
かなりスリムになった。
6周目の三段坂で機材トラブルで1人脱落。
9000クランクの左側がパキッという乾いた音とともに縦側に割れていた。
こんなことあるんだなぁと思った。
これで先頭集団は9人。
もうここまでくれば脱落する人はいないだろうからゴールまで耐えきりスプリントに持ち込むのみ。
7周目も何度もペースアップが起きるも気合で耐えきる。
ツキイチ、ローテ飛ばし上等でとにかく足を使わないように省エネ走法で。
8周目は三段坂でアタックが起こると思ったけど、思いの他ペースは上がらずまだ耐えきれるペース。
と思いきや三段坂終わり手前で足がつりそうになり、足がピタッと止まる。
諦めかけたものの下りでなんとか集団に追いつき、合流。
VENGEの恩恵だ。
そして平坦区間を足がつらないよう筋肉の使う部位を変え、位置取りを考えながら集団内を走る。
スプリントに備えシューズのダイヤルを強く締め、ジャージのジッパーを上まで上げる。
ゴール前の若干上りのS字のコーナーに突入。
ここも耐え、スプリントの態勢に。
ここでコーナーの終わりに目の前の選手が斜行して、その後ろの選手が突っ込み落車発生。
自分はそこでフルブレーキをかけてかなりの減速。
そこから踏み直すものの力が入らずにシッティングのままズブズブスプリント。
着順は6位。
完走という目標から考えれば十分すぎる結果だけど落車が無かったらと思うともったいないことをしたという気持ちもある。
自分の位置取りが悪いのも原因なのでこれは次に生かそうと思う。
次回のレースはJBCF西日本クラシックE1。
今回よりも厳しいレースが予想されるのできちんと準備をして挑もうと思う。